One Day Junctions

主にライブのセトリと感想を書いています。

【セトリあり】Kalafina "Harmony" ~Premium LIVE vol.1~ 9/17(日)

2017.9.17 SUN

Kalafina "Harmony" ~Premium LIVE vol.1~

@Billboard Live TOKYO

 

9+ONEの東京公演でbelieve acoustic ver,を聴いたとき、照明と後ろの幕の感じがすごく大人な雰囲気を醸し出していて、いつかビルボードでやってほしいなぁと思っていました。

それがこんなにも早く叶うなんて思ってもいませんでした。

 

東京公演は激戦だったようですが、無事に当選することができ、本当に今日という日を楽しみにしていました。

 

 

 

セットリスト

1.百火撩乱

MC

2.sapphire

3.red moon

MC

4.屋根の向こうに

5.むすんでひらく

6.monochrome

MC

7.君が光に変えて行く acoustic ver.(Wakanaソロ)

MC

8.ARIA(Hikaruソロ)

MC

9.風の街へ(Keikoソロ)

MC

10.Magia

11.未来 short ver.

12.君の銀の庭

13.ひかりふる

 

EN.真昼

 

 

 

初めてのビルボードでしたが、大人な雰囲気で始まる前からワクワク。

一人一人席に案内してもらえてびっくり。

入口にウエイターさん?が並んでいたのには少し笑いましたw

 

特製ドリンクとワンプレート料理が付いていて、東京のドリンクは「ひかりふる

パッションフルーツベースの水色のドリンクでした。(ちなみに大阪は赤い「アレルヤ」らしいです。)

せっかくなのでアルコール入りを。

ただお酒には強いはずなのに、今日は1杯で気持ち悪くなってしまいました。気圧のせい?

 

ワンプレートは色々乗っていて、イノシシ肉にはびっくり。

ほうれん草のキッシュが美味しかったです♡

 

BGMに梶浦さんの曲が流れてYKライブ行きたいとなりました。

 

そして開演!

 

みんな黒ベースの衣装でシックな感じ。

けぇちゃんはタイトすぎて身体のラインがやばかったです。

さくちゃんはいつもの感じw

 

1.百火撩乱

一曲目からびっくりですよ。

ピアノだけの百火撩乱

造語パートのわかなちゃんソロがめっちゃかっこよかったです。

ムードにも押され一曲目から泣きました。

 

2.sapphire

やっと聴けたねsapphire…。

こういう曲のわかなちゃんの歌声聴くと問答無用で泣きます。

 

3.red moon

めっちゃかっこいい!!!

ラスサビのかっこよさ!

三人とも全力で歌ってるって感じで観てるこっちも力が入りました。

 

4.屋根の向こうに

ここの曲は椅子の裏に封筒が貼ってあったお客様が3曲(屋根の向こうに、夏の林檎、夏の朝)から選ぶというもの。

屋根の向こうに一番聴きたかったから嬉しい!

当たった人「あなたのために歌います」って言われてて羨ましい(*´_ゝ`)

屋根の向こうには本当に温かくて自然と笑顔になります。

歌ってる3人も優しい顔で幸せそうで。良い曲!

 

5.むすんでひらく

この曲が始まった途端本当に視界が開けるんです。

far on the waterツアーの時も思ったけど、すごく希望を感じる曲。

特にわかなちゃんが本当にこの曲好きなんだなって感じで幸せな気持ちになりました。

 

6.monochrome

ジャズアレンジめっちゃかっこいい!!!

「モーノークロッのー 吐息だけっでー♪」

自然と体が動いちゃいました。

途中けぇちゃんが踊りまくってて、なんだかアメリカにいる気分になりましたw

ジャズアレンジはさくちゃんがアレンジしたそうで、素晴らしかったです!

 

7.君が光に変えて行く acoustic ver.(Wakanaソロ)

ここからはソロコーナー。

Re/obliviousに収録されているこの曲は今日が初披露。

実はRe/oblivious持ってないので初めて聴きました。

わかなちゃんの声ってどうしてこんなにも胸を締め付けるんでしょう…。

わかなちゃんは本当に逞しくなったなと思います。

何様だって感じですが、出会った頃はライブも不安定な部分があったと思います。

でも今ではいつでも絶好調な状態で、今日の歌声も真っ直ぐで澄んでいて美しかったです。

 

ピアノと並んで歌う姿も美しかったです。

そういえばMCのときのわかなちゃん。

「グランドピアノいいですね。私も昔ピアノを習っていたんですが、先生のところはグランドピアノで。私の家のはグランドピアノじゃないので。ちょっと近づいてみましょう。(近づいてピアノを撫でていく。そして戻ってくる。)すみませんでした。」

なんか面白かったですw

 

8.ARIA

ひーちゃんは梶浦さんとの出会いの曲っていうものいいねということでARIAを。

ここのMCがもう泣けるのなんの。以下ひーちゃんの言葉要約。

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ARIAは初めてレコーディングした曲で、CDには当時の自分の声が収録されている。

その声は今の自分には出せない。

この話するのは4回目だけど、話す度に震える。(一瞬泣きそうになっていました。)

あの頃の声戻ってこないかなと思うときもある。

でもそのおかげで今しか歌えないARIAもある。

だから今のARIAを聴いてほしい。

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結構うろ覚えですすみません。ニュアンスだけでも伝われば。

 

ひーちゃんの口から「あの頃の声はもう出ない」と聞くのは初めてで、それを話すときも本当に辛そうで、ひーちゃんの悔しさを考えると涙が止まりませんでした。

そしてきちんと向き合って乗り越えたひーちゃんが一人で歌うARIAは今のひーちゃんが全身全霊で歌い上げているという感じで、ひーちゃんの魂を感じました。

本当に感情的で、ひーちゃんの悔しさと葛藤とそれでも歌い続けるという気持ちが滲み出ていて、息が止まりそうなくらい泣きました。

終わった後にけぇちゃんが「息が止まるかと思った」と言っていたけど本当にその通りでした。

 

正直私も初期のARIAが好きと思っていた一人ですが、今日のARIAは今までで一番心に響いてきて、変な言い方かもしれませんが人間臭くて好きでした。

ひーちゃんがずっと試行錯誤を繰り返してきたのだと思いますが、今日の歌い方良かったと思います。

 

9.風の街へ

ひーちゃんに全部持っていかれましたが、けぇちゃんのソロも素晴らしい!

なんと風の街へ。

癖のない歌い方で等身大のけぇちゃんという感じがしてとても好きでした。

造語パートが無いのがちょっと寂しかったかな。

 

KalafinaのステージでFictionJunction KEIKOをやってもいいのかと悩んだそうですが、梶浦さんに相談したら「やってくれるのは嬉しい」と言ってくれたので決めたそうです。

私はFictionJunctionも大好きで、風の街へは好きなのにまだ生で聴けてなかったので今回やってくれてとても嬉しかったです。

歌った当時(2005年)は曲に向き合いきれてなかったけど今回歌うことになってきちんと向き合えて、そしたら何が正しいのかわからなくなって、「風の街へって悲しい曲でしたっけ?」と梶浦さんに相談したそうです。

梶浦さんは「毎回違ってもいい」と仰ったとのこと。

この話をしているとき心なしかけぇちゃんの声が震えている気がして、やっぱりそれぞれ思うところがあるんだなと思いました。

 

3人とも素晴らしかった!

終わった時にひーちゃんが「拭くものをください…。」と。

どうやらうるっときちゃったみたいです。

アッパーチューンがないからタオルも置いてなくて、そしたら「ティッシュあります!」とお客さんw

結局お客さんからティッシュをもらうひーちゃんw

「これ2回目なんですよ。徳島の野外ライブですごい寒くて、そのときも同じことをやったの。」

 

10.Magia

ここからはまどマギメドレーと言っていたので少しずつやるのかと思ったら普通にフルでしたw

Magiaのアコースティックは久しぶりですね。

ピアノだけっていうのは初ですかね。

ピアノだけのアレンジはなんとなくおどろおどろしさが増す気がします。

やっぱり造語ないのが寂しい…。

 

11.未来 short ver.

Magiaからの未来は希望に満ち溢れていますが、マミさんのシーンを思い出してあぁ…となりましたw

 

12.君の銀の庭

物販の時にドアが開いた瞬間この曲が聴こえてきたので、やると思っていました。

イントロのピアノが好きです。かわいい。

「静かに寄り添って~」の部分はアカペラでハモっていてとっても耳が幸せでした。

 

13.ひかりふる

照明が暗闇に点々と光がある感じになって良かったです。

やっぱりひかりふる尊いなあと思っていたら、「儚すぎて~」のところで後ろの幕がオープン!

前面ガラスで、外の夜景が!

曇ってるのと会場が反射してるのとで結構眩しかったんですが、上の方は六本木の夜景がバッチリ見えて感動しました。

 

あっという間に終了。

でも時間にしてはすごく密度の濃いライブでした。

追い出しソングはring your bell

退場しても全然終わらないので続く拍手。

ring your bellが終わる寸前にKalafina登場!

 

衣装見せに着たんだよ?とか言ってくるくる回るわかなちゃんかわいい。

ひーちゃんも回らせたのに自分はやらないけぇちゃん。

ひーちゃんの「回って~!」に応え素早くくるくるっと回るとそのままわかなちゃんの手を取って、わかなちゃんはしゃがんで王子と姫の完成。(語彙力…。)

 

け「だってアンコールないんだもん!」

というのも、バイオリンの今野さんにどれくらい曲やるの?と聞かれ答えたら「そんなにやるの!?」と驚かれたそうで。

今回はほとんどMCをやらないと言って詰め込んだので、それくらい本編にかけてたの。だからアンコールは用意してなかった。

 

でもせっかくなのでということで1曲。

 

EN.真昼

真昼は聴いていると気持ちよくて眠くなっちゃいます。

夜景をバックに聴くのもなんだか変な感じ。

最後のわかなちゃんのパートはいつもドキッとしちゃいます。

 

 

 

ということで泣いて楽しくて笑って切なくてボロ泣きして幸せで濃密な時間でした。

本当に来れてよかった。

 

正直今までで一番良いライブでした。

でもそれはこれまでのKalafinaを見てきたからでこそです。

 

歌い続けるって簡単じゃないんだなと思いました。

だけど歌い続けてくれて、こうやって私たちに歌を届けてくれて、感謝しかありません。

いつも一方的に受け取ることしかできなくてごめんなさい。

でも私たちの声が少しでもKalafinaの支えになっていたら嬉しいです。

 

 

次はいよいよ世界遺産ライブ!

台風来ませんように!